持続可能なインフルエンサーマーケティング

かつては、ブランドはウェブサイトに企業の価値観に関する声明を掲載したり、その価値観を伝えるマーケティング・メッセージを重視していたかもしれません。しかし、デジタルコンテンツ消費の継続的な成長と、それに伴うソーシャルメディアやインフルエンサーマーケティングの増加により、今や消費者はブランド自身よりも発言力を身に付けています。

調査によれば、消費者はブランドや企業の意見よりも、むしろ消費者同士の意見に耳を傾ける傾向が強いと示されています。実際、18歳から44歳の消費者の95%が、購入や投資を検討する際に、複数のオンラインのレビューやインフルエンサーの意見を探して読むと回答しています。

このすでに驚異的な統計に加え、ますます多くの消費者、特に24歳未満のZ世代の消費者が、自分の個人的価値観や政治的価値観と一致するブランドや製品だけにお金を使いたいと声高に主張しています。現在のデジタル消費者にとって最も重要な根拠の1つは何でしょうか?それは、地球環境です。

社会変革を引き起こすソーシャルメディア

特にファッション業界では、気候の公平性を主張するソーシャルコンテンツが急増しています。ブランドはもはや、単に自社の価値観を表明するだけでは十分ではありません。現在、消費者はブランドにこれらの価値観を行動に移し、透明性のある持続可能性に関する活動をすることを求めているのです。

インフルエンサーマーケティングキャンペーンによって、Goodlife Clothingなどのファッションブランドは、ターゲットオーディエンスが最も重要だと考えるトピック、中でも持続可能性とアクセシビリティに取り組むことができるようになりつつあります。Goodlifeのグロース担当ディレクターであるJesse Miller氏は、「当社では、3月に自社初の100%リサイクルTシャツを史上最低価格で発売しました。その結果、環境に配慮するブランドとなるだけでなく、より達成可能なレベルでGoodlife品質の製品を提供することで、ソーシャルメディア上の若いオーディエンスを集めることが出来たのです」と述べています。

インフルエンサーキャンペーンによって、Goodlifeは実店舗での小売プログラムをオンラインでも成功させることができるようになっています。「当社はアースデイを活用して、店舗で成功を収めたGoodlifeループプログラムを、ソーシャルアンバサダーの協力を得て初めてオンラインに導入し、認知を広めています。当社のデジタル顧客ベース全体にループプログラムを利用できる環境を提供することで、当社が販売するすべてのTシャツをリサイクルするという使命を達成することができるのです。」

インフルエンサーマーケティングのトレンドは世界市場の鏡

世界中で、ソーシャルメディアは消費者が社会正義の問題について発言するためのプラットフォームとなっています。以前にも増して、人々は自分たちが関心を寄せる活動に関する情報を共有するようになっています。その結果、それらの活動を増幅させるプラットフォームとしてソーシャルメディアを利用するブランドは、エンゲージメントを高め、売上を増加させることになるのです。

インフルエンサーと提携し、サステナビリティの実践を広めているブランドは、売上の増加という結果だけでなく、顧客ロイヤルティも向上させています。消費者は、自分の価値観に合ったブランドからリピート購入する確率が高いと答えており、その根拠はブランドの収益に反映されています。

さらに詳しく知りたい方は、インフルエンサーマーケティングで成功を収めている環境に優しいトップファッションブランドに関する記事をご覧ください。

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